2017年11月22日更新 ポリオの発生状況-シリア(更新)

 WHO東地中海地域・シリア事務局より、11月14日付けでのポリオの発生状況が発表されています。

1114日時点での発生状況

 今週、新たなワクチン由来ポリオ2型患者は報告されていません。ワクチン由来ポリオ2型患者の総数は63人となっています。これまでに確認されたすべての患者は、2017年8月25日までに麻痺を発症していました。

 2か月から23か月の幼児に対して不活化ポリオ・ワクチンを接種する取り組みが、続けられています。不活化ポリオ・ワクチンは、Deir Ez-Zor(デリゾール県)から大量の国内避難民が流入しているダマスカス6地区と市内のホテル200か所、ダマスカス郊外3地区、Homs(ホムス県)2地区、アレッポ市1地区で、それぞれの場所の予防接種日に合わせて2価の経口ポリオ・ワクチンと同時に接種されています。

 11月7日から10日までのワクチン接種活動の機会に、デリゾールの新たに接種環境が整った地域で、5歳未満の子ども、約3,000人に定期予防接種でのワクチン接種が行われました。

 今週、WHOと地域行政の保健当局とが合同で、新たにアレッポで接種環境が整った地域を訪れて、視察しました。この合同視察団は、急性弛緩性麻痺の調査活動の提言と感染地域からの国内避難民へのワクチン接種の取り組みの継続を支援しているアレッポ大学病院とアレッポ小児科協会にも訪れました。

 今週、2型単価の経口ポリオワクチン(OPV2)の供給に関する助言を行っているグループが、シリアでのワクチン由来のポリオ2型の発生に関する改訂のためにリスク評価を再検討し、感染の発生への対処のための緊急対策の計画について議論するために集まりました。このグループは、原則、進行中の感染発生への如何なる対策活動にも速やかに対処できるように、(保健省からの正式なワクチン接種の要請を受けるまでの間に)ダマスカスで2型単価の経口ポリオワクチン(OPV2)約100万回分を準備することの提唱を行いました。

出典

EMRO/WHO. News. Syrian Arab Republic. Situation update 14 November 2017
Situation reports on the polio outbreak in Syria
http://www.emro.who.int/syr/syria-infocus/situation-reports-on-the-polio-outbreak-in-syria.html