2017年12月11日更新 マールブルグ病の発生 - ウガンダ&ケニア(更新4)

 2017年12月8日付けで、WHOは、マールブルグ病の発生が確認された後、ウガンダ(政府は)ほんの数週間でこれを制御し、拡大を防ぐことに成功したことを、公表しました。

マールブルグ病の終息

 「ウガンダ(政府)は、模範を示すような対策を実施してきました。保健医療当局と支援組織は、WHOの支援の下に、数週間でマールブルグ病の発生を確認し、拡大を制御することができました。」と、WHOアフリカ事務局長Matshidiso Moeti 博士は述べました。

 ウガンダ保健省は、10月17日に、50歳の女性の死亡がマールブルグ病によるものと検査確認したことで、感染の発生をWHOに通報しました。直ちに、公衆衛生緊急対策センターが立ち上げられ、国の(対策)委員会が対策を主導しました。

 ケニアとの国境に近いウガンダ東部の2県、Kween(クウェエン県)とKapchorwa(カプチョルワ県)で発生した一連の集団感染で、3人が死亡しました。公衆衛生担当者は、この病気に感染していないことを確認するために、ウガンダとケニアでの患者との濃厚接触者316人の経過観察を行いました。

 マールブルグ病の発生について、最後に患者との接触が確認されてから21日間(このウイルスの潜伏期間が21日間であるため)の経過観察を終え、感染が発生した県では、さらに21日間の強化調査期間を終えたことで、(終息が)宣言されました。

 「マールブルグ病の感染発生に迅速かつ堅実に対応したことで明らかにされたように、私たちは(日頃から)すべてのウイルス性出血熱の発生に対する早期発見と迅速な対応へのあらゆる対策を着実に実行し、国民を(感染から)護ることに尽力しています。」と、 ウガンダ保健省大臣Sarah Opendi氏は述べました。

 10月初めにウガンダ保健当局から通知を受けてから24時間以内に、WHOは遠方の山間部に緊急対策チームを派遣しました。また、WHOは、ウガンダとケニアでの緊急支援資金を調達し、その規模を拡大するために、緊急事態の対策緊急基金(CFE)から623,000米ドルを拠出しました。

 WHOと支援組織は、その後の数週間で、検査と調査の体制、新たな患者やその接触者の調査、医療保健施設における感染予防対策の確立、患者の管理と治療、地域社会と関わり方などへの支援を行いました。

 ケニア側の国境では、ケニア保健省と支援組織による調査活動および接触者の追跡が、この病気の国境を越えた拡大をも防ぎました。

 「マールブルグ病の発生へのこの対応は、この病気が(発生)地域に恐怖をもたらす前に、如何に素早く、(感染への)警戒と対応の体制、地域との強固な繋がり、強力な調査体制、協調された取り組みなどで、この対策の過程での感染の発生を阻止できるかどうか、にかかっていることを示しています。」「これは、10年間で、ウガンダで5回目のマールブルグ病の発生でした。私たちは、この次の(感染発生に)備えておく必要があります。」と、WHO医療保健・緊急事態・上級担当官Peter Salama博士は述べました。

 WHOは、感染の予防と制御への対策、患者の管理など、(ウガンダとケニア)両国の調査と対応への対処能力を向上させるために、引き続き、保健担当当局を支援していきます。

出典

WHO. News release, Media centre. 8 December 2017
Marburg virus disease - Uganda and Kenya
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2008/pr02/uganda-marburg-virus-disease/en/