2018年01月15日更新 日本脳炎ワクチンを定期予防接種に組み入れる - ミャンマー

WHO東南アジア地域・ミャンマー事務局より、2018年からWHOとUNICEFの支援を得て、日本脳炎ワクチンが定期予防接種項目に組み込まれることとなりました。

情報の詳細

東南アジアおよび太平洋において、日本脳炎(JE)は公衆衛生上の大きな問題です。ミャンマーでは、WHOとUNICEFの支援を得て、全国での予防接種プログラム(EPI)に、2018年から日本脳炎が定期接種ワクチンに組み入れられることとなりました。これに先立ち、GAVI(ワクチンと予防接種のための世界同盟)からの資金支援を受け、児童(9か月~15歳)1,400万人を対象として、2017年11月と12月に全国での予防接種・促進キャンペーンが行われました。この取り組みにより、この国の定期予防接種・計画に日本脳炎が組み入れられる前よりも、日本脳炎に対して高い免疫能が得られると期待されています。キャンペーンと定期接種計画の両方では、WHOが事前に承認したJEワクチン(SA 14-14-2)が使用されます。目標は、速やかに日本脳炎に関連する罹患率および死亡率の減少を達成することです。このキャンペーンのテーマは、全国のすべての州と地方域で、「すべての子供たちに日本脳炎の予防接種を受けさせること」です。

組み入れは2つの段階で行われます。第1段階は、2017年11月15-23日に、5-15歳の学童を対象とした学校段階でのJEワクチンの接種、第2段階は、2017年12月11-20日に、9か月から5歳児(学童前児童)を対象とした市域社会の段階でのJEワクチンの接種です。全国での予防接種プログラム(EPI)は、関心を高め、支持に携わる幅広い関係団体や市民社会からの大きな協力を得て、取り組みが行われています。

出典

SEARO/WHO.Area of Work.
Japanese Encephalitis Vaccination Campaign in November and December2017, Myanmar
http://www.searo.who.int/myanmar/areas/epi_JEnationwidecampaign2017/en/