感染症についての情報

アメーバ赤痢 Amebiasis

赤痢アメ-バによる消化管の感染症で、世界中でみられます。世界で毎年10万人ぐらいがこの感染症のために死亡します。渡航者によくみられる感染症ですが、国内では福祉施設での集団感染、男性同性愛者間での感染がより多く、増加傾向を示しています。

どうやってうつる

感染した人が排泄する便中の赤痢アメ-バに汚染された水や氷、野菜や果物、肉類を生で食べることによって感染します。

症状

感染した人の10~20%で症状がみられます。 病原体を摂取して通常2~4週(幅数日~数年)で、下痢、粘血便、しぶり腹、排便時の下腹部痛や不快感などの症状を起こします。典型的な例ではイチゴゼリー状の粘血便がみられ、数日~数週間の間隔で悪くなったりよくなったりします。
アメーバは血液にのって腸以外の臓器に侵入することがあり、中でも肝臓にうみがたまることがあります。この場合、38~40℃の熱、右のわき腹の痛み、肝臓のはれ、吐き気、嘔吐、体重減少、寝汗、全身のだるさなどが起きます。

治療

アメーバに対する治療薬を使います。症状が強いときは食事を一旦やめ、点滴する必要があります。

予防

アメーバ赤痢を防げるワクチンはありません。

食べもの・水に注意しましょう

食べ物・水にご注意を!

十分に加熱された飲食物を摂取しましょう

生水、氷、生肉、生野菜などから感染する可能性があります。十分加熱調理してあるものを食べましょう。発展途上国では、ビン入りミネラルウォーターや、一度沸騰させた水を飲みましょう。また、カットフルーツなども洗った水が汚染され、感染することがありますので、皮の傷んでいないものを自分でむいて食べるようにしましょう。

手を洗いましょう

食事の前には十分に手を洗い、アメーバ赤痢の患者の糞便からの感染を予防しましょう。

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