感染症についての情報

炭疽 Anthrax

炭疽は炭疽菌がうつることによってかかる病気です。人から人へとうつることはありません。

どうやってうつる

炭疽にかかった動物や炭疽で死亡した動物に接触することによりうつります。炭疽で死亡した動物の肉、臓器、皮や毛に接触したり、食べたりすることによってもうつります。

症状

1~7日間の症状のない時期のあとに、皮膚の異常(皮膚炭疽)、消化器の異常(腸炭疽)や呼吸器の異常(肺炭疽)がおこります。皮膚炭疽の場合には、まず痒みがおこり、続いてイボ状のできものができ、それが水ぶくれになって大きくなり、えぐれて潰瘍になり、最後にはくぼんで硬い黒いかさぶた状のものになっていきます。発熱、倦怠感や頭痛を伴う場合があります。全く治療を行わないと、20%程度が死亡します。腸炭疽の場合は、嘔吐、発熱がおこり、続いて激しい腹痛と血まじりの下痢が見られます。50%程度が死亡します。肺炭疽では、発熱、咳、呼吸困難や嘔吐がおこり、90%程度が死亡します。

治療

抗生物質による治療が行われます。

予防

ワクチンが存在しますが、副作用等の理由から通常用いられません。流行地においては動物に近づかないようにしてください。また、肉、臓器、皮や毛などに触らないようにしてください。屠殺時に健康であったことが証明されていない肉などは決して食べないようにしてください。

危険のある地域

中南米、サハラ以南のアフリカ、中央~南西アジア、南ヨーロッパおよび東ヨーロッパで見られます。

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