感染症についての情報

鳥インフルエンザ(H7N9、H5N1) Avian Influenza(H7N9、H5N1)

鳥インフルエンザとはトリに対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスのヒトへの感染症です。人におけるほとんどの感染者は、 感染した家きんやその排泄物、死体、臓器などに濃厚な接触があります。日本では発症した人は確認されていません。

鳥インフルエンザ(H7N9)

感染経路

感染した家きんやその排泄物、死体、臓器などに濃厚に接触することによってまれに感染することがあります。日本では発症した人は確認されていません。これまでのところ、人から人への持続的な感染は確認されておりません。

症状

高熱と急性呼吸器症状を特徴とします。下気道症状を併発し、重症の肺炎が見られることがあります。呼吸不全が進行した例ではびまん性のスリガラス様陰影が両肺に認められ、急速に急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の症状を呈します。二次感染、脳症、横紋筋融解症に進展した報告があります。発症から死亡までの中央値は11日(四分位範囲7~20日)で、進行性の呼吸不全等による死亡が多くみられます。

治療

タミフル等を用いた治療を検討

予防

認可されているワクチンはありません。

鳥との接触を避け、むやみに触らず、生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らないでください。また、手洗いを励行してください(特に発生国では徹底してください)。

危険のある地域

人での感染は中国を中心に発生が報告されています。また、マレーシア、カナダで輸入感染例が報告されています。

鳥インフルエンザ(H5N1)

感染経路

感染した鳥(主に水禽類)やその排泄物、死体、臓器などに濃厚に接触することによってまれに感染することがあります。日本では発症した人は確認されていません。これまでのところ、人から人への持続的な感染は確認されておりません。

症状

初期症状の多くが、高熱と急性呼吸器症状を主とするインフルエンザ様疾患の症状を呈します。下気道症状は早期に発現し、呼吸窮迫、頻呼吸、呼吸時の異常音がよく認められ、臨床的に明らかな肺炎が多く見られます。呼吸不全が進行した例ではびまん性のスリガラス様陰影が両肺に認められ、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の臨床症状を呈します。

 死亡例は発症から平均9~10日(範囲6~30日)目に発生し、進行性の呼吸不全による死亡が多く見られます。

治療

タミフル等を用いた治療を検討

予防

認可されているワクチンはありません。

鳥との接触を避け、むやみに触らず、生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らないでください。また、手洗いを励行してください(特に発生国では徹底してください)。

危険のある地域

鳥類では東南アジアを中心に、中東・ヨーロッパ・アフリカの一部地域などで感染が確認されています。人での感染は、アジア、中東、アフリカを中心に報告されています。

2003年以降、人での患者の発生が報告されている国は、アゼルバイジャン、カンボジア、中国、ジブチ、エジプト、インドネシア、イラク、タイ、トルコ、ベトナム、ナイジェリア、ラオス、ミャンマー、パキスタン、バングラデシュの計15カ国です。また、カナダで輸入症例が報告されています。

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