C型肝炎(Hepatitis C)

C型肝炎(Hepatitis C)とは

C型肝炎は、C型肝炎ウイルスがうつることによりかかります。C型肝炎ウイルスはヒトからヒトへとうつります。

どうやってうつる

ウイルスに汚染された医療器具や輸血用血液の使用によりうつります。ウイルスに汚染された器具を用いて皮膚を傷つける行為(刺青、ピアスの装着、鍼など)によってもうつります。

症状

ほとんどの人(80%)が、感染してしばらく(急性期の間)無症状です。症状がある場合には、食欲不振、腹痛、倦怠感、色の濃い尿などが見られます。感染した人の8割程度が慢性肝炎となり、倦怠感などの自覚症状が長く続きます。さらに長い時間をかけて肝硬変や肝癌へと進行します。

治療

通常、急性のC型肝炎に対して治療は行いません。慢性化した場合には、抗ウイルス剤やインターフェロンによる治療が行われます。

予防

途上国では医療器具が汚染されていることがありますので、安心できる医療機関を確認しておきましょう。器具を使用する治療を受ける際には、安全かどうか確認を求めることも重要です。また不衛生な場所での皮膚穿孔(耳ピアス、入れ墨や鍼など)を避けましょう。

危険のある地域

世界中で発生しています。

さらに詳しい情報

▶アメリカ疾病管理予防センター(CDC):Yellow Book C型肝炎(英文)