エボラ出血熱は、エボラウイルスによって起こる病気で、死に至ることが多い病気です。ウイルスに感染した人の血液や体液からうつるほか、ウイルスに汚染されたものやウイルスに感染した動物に触れることでうつります。発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、のどの痛みなどの症状が出た後、下痢や嘔吐、胃の痛みなどの症状が起こります。皮膚の発疹、目の充血、からだのさまざまな部位からの出血が起こることもあります。ワクチンや特別な治療方法はありません。
2014年3月22日付けで世界保健機関アフリカ地域事務局から公表された情報によりますと、ギニアで初めてエボラ出血熱の集団発生が報告されました。
西アフリカへ渡航する方は、現地の情報に注意してください。手洗いなどの一般的な衛生対策を行ってください。また、感染した人の血液や体液、それらで汚染された可能性のあるもの、動物に触らないでください。
現地で、発熱などの症状が出た場合には、すぐに医療機関を受診してください。また、帰国時に症状がある場合には検疫官にご相談ください。エボラ出血熱は感染してから発症するまでに3週間かかることもあります。帰国してから症状が出た場合には、医療機関または検疫所にご相談ください。
より詳しい情報は、以下のリンク先をご覧ください。
●新着情報:西アフリカでエボラ出血熱が発生しています(更新39)(2014年8月11日)
●感染症情報:エボラ出血熱
●医療関係者向け情報:エボラ出血熱について(ファクトシート)
エボラウイルス疾患:背景とサマリー
2014年4月23日掲載 2014年8月11日更新