国別情報:ニュージーランド
気候と気をつけたい病気
- ニュージーランドは南半球にあり、気候は日本と逆になります。平均して温暖な西岸海洋性気候です。日本と同様南北に長い国で、南部と北部では温度差が大きく、南に行くほど寒くなります。1年のうちで最も暑いのが1月~2月、最も寒いのが7月です。年間の気温差は8度~9度と日本ほど大きくありませんが、一日の間の気温差が大きいのが特徴です。
- ニュージーランドでは、水道水はそのまま飲めますが、水道水が濁っている地域もありますので、ミネラルウォーターを準備しておくとよいでしょう。また、湖や池、河川の水には寄生虫がいることもありますので、そのまま飲まないようにしましょう。
- 生ものによる食中毒に注意が必要です。特に魚介類を食べる際には、食べる時期・場所等に注意しましょう。
- マウント・クックへの登山や標高の高い地域へ滞在する場合は、高山病への備えが必要です。
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受けておきたい予防接種、持っていきたい薬
- 黄熱に感染する危険のある国から入国する際も、黄熱の国際予防接種証明書は必要ありません。
- 日本国内の定期予防接種は済ませておきましょう。
薬:普段服用している市販の薬、主治医より処方されている薬
- 標高の高い地域では、高山病になる可能性もあります。とくに、低地からの急な移動に際しては注意が必要です。かかりつけ医と相談しておきましょう。
- 常備薬を携帯しましょう。現地でも薬は入手可能ですが、言語の問題もあり、また、自分の体に合うかどうかわかりません。飲み慣れたものを持参するのが安心です。
医療情報
ニュージーランドでは、医療施設や医療技術も充実しており、高い水準の医療サービスが提供されています。基本的には英語での診察ですが、都市部の大きな病院には日本人通訳や日本語を話す医療スタッフがいることもあります。オーストラリアと同様に、一般開業医と専門医の役割が分担されており、軽い病気やけがなどは一般開業医が診察し、複雑な病気などがある場合は専門医を紹介されます。また、ニュージーランドでは一般的に医療費が高く、公立病院でも高額の医療費がかかりますので、万が一のことを考え、旅行保険への加入を検討しましょう。
帰国後の過ごし方・注意点
病気は、感染してから症状が出るまでに時間を要します。これを潜伏期間と言います。滞在中数日経過してから、あるいは帰国後に症状が現れることがあります。
日本にはない病気を検査、診断、治療できる機関は限られています。帰国時に心配な症状などがある方は、検疫所の担当官にご相談ください。
平成24年9月25日更新