旅行から帰って

止まらない下痢

止まらない下痢海外旅行に行った人の半数以上の人が旅行先で下痢になります。たいていの下痢は数日でおさまることが多いのですが、帰国してからも下痢の症状がおさまらない場合があります。
このような場合、おおまかに言って次のような可能性があります。

感染が続いている場合

症状が長引く場合には、寄生虫による感染症を考える必要があります。特に、ジアルジア症(ランブル鞭毛虫症)アメーバ赤痢といった病気に注意しなければなりません。通常の抗生物質は効かず、放置すると内臓に大きな障害をきたすことがありますので、検便検査などの検査を早めに受ける必要があります。
また、抗生物質を長く飲んでいると、腸内にみられる細菌の種類が変わり下痢が止まらなくなることがあります。

消化器の病気

炎症性腸疾患と呼ばれる病気などが、旅行の際の下痢に引き続いて起こることがあります。下痢に加えて、発熱、血便などがみられる場合には注意が必要です。

感染後の腸の過敏

胃腸炎を起こした後には、過敏性腸症候群といって、明らかな原因が特定できずに下痢や便秘、腹痛といった症状が繰り返される場合があります。


いずれにしても、海外旅行後に下痢が長引いている場合には、しっかりと診断を受け、それに応じた治療が必要になります。必ず、医療機関を受診するようにしてください。