レジオネラ症(Legionellosis)
レジオネラ症(Legionellosis)とは
レジオネラ症は、レジオネラ菌がうつることによってかかる病気です。人から人へうつることはありません。
どうやってうつる
レジオネラ菌が含まれる水しぶきを吸い込むことによりうつります。レジオネラ菌は、温かい水の中で増えます。一般には自然環境には見られず、冷房の室外機に溜まっている水や衛生的ではないシャワーやジャグジーの水の中に存在しています。
症状
2~14日間の症状のない期間のあと、発熱、頭痛、筋肉痛や肺炎のような症状がおこります。肺炎症状を起こした場合(レジオネラ肺炎)には、悪化して死亡することがあります。免疫力が低下している人、高齢者、癌患者や糖尿病患者は悪化する危険性が高いです。
治療
抗生物質の投与が行われます。
予防
予防できるワクチンはありません。免疫に障害がある人は悪化しやすいので、ジャグジーなど水しぶきが生じる場所に入ることは避けましょう。
危険のある地域
世界中に存在しています。工業化された場所で発生します。
さらに詳しい情報
アメリカ疾病管理予防センター(CDC):Yellow Book レジオネラ症(英文)