結核(Tuberculosis)

結核(Tuberculosis)とは

結核は、結核菌によって発生するわが国の主要な感染症の一つです。新登録結核患者は、高齢者に多く、およそ6割が60歳以上となっています。また、若年の外国生まれの患者の割合が増加しており、20-29歳の新登録結核患者の9割を占めています。

主な症状

結核菌は主に肺の内部で増えるため、咳、痰、発熱、呼吸困難等、風邪のような症状を呈することが多いですが、肺以外の臓器が冒されることもあり、腎臓、リンパ節、骨、脳等身体のあらゆる部分に影響が及ぶことがあります。特に、小児では症状が現れにくく、全身に及ぶ重篤な結核につながりやすいため、注意が必要です。結核を発症した場合、無治療でいると50%程度の方が亡くなってしまうといわれています。

どうやってうつる

結核が進行すると、咳やくしゃみ等によって、空気中に結核菌を含んだ飛沫が飛び散るようになります。その結核菌を吸い込むことにより周りの人に感染が拡がります(空気感染)。

検査・治療方法

成人の方については、結核に限らずさまざまな疾患の早期発見のために胸部エックス線検査を1年に1回程度受けておくことが大切です。学校・職場健診等検査の機会がない場合は、お住まいの自治体にお問い合わせください。結核は通常、薬(複数の抗結核薬等)を医師の指示どおりに飲むことで治療できます。標準的な治療期間は6か月~9か月です。

予防と対策

定期的に、胸部エックス線検査を含む健康診断を受けることが重要です。結核を発症しても、早期に発見できれば重症化を防げるだけではなく、家族や友人等への感染拡大を防ぐことができます。また、生後1歳までのBCGワクチン接種により、小児の結核の発症を52~74%程度、重篤な髄膜炎や全身性の結核に関しては64~78%程度罹患リスクを減らすことができると報告されています。

危険のある地域

世界中で発生していますが、特にアジアとアフリカで多く発生しています。

さらに詳しい情報

2026年7月更新