2014年02月26日更新 タイにおけるデング熱の流行状況について (更新1)

 デング熱は、蚊によってうつる感染症で、熱帯・亜熱帯地方にみられます。発熱や関節痛、発疹などがみられます。

 2月25日付けで公表されたタイ公衆衛生省の情報によりますと、タイではデング熱の患者が増加しています。1月1日から2月23日までに74県から2,227人の患者(デング熱の患者が1,173人、デング出血熱の患者が1,024人、デングショック症候群の患者が30人)が報告されました。このうち、デングショック症候群の患者1人が死亡しました。患者の年齢層は、15歳から24歳(22.9 %)、10歳から14歳(19.26%)、25歳から34歳(13.79%)が多くを占めています。罹患率の多い上位5県は、プーケット(Phuket)県、パッタルン(Pattalung)県、パッタニー(Pattani)県、サムットサーコーン(Samutsakorn)県、ナラティワート(Narathiwat)県です。

 タイへ渡航、滞在される方は、今後の情報に注意していただくとともに、蚊に刺されないよう対策をとってください。

蚊に刺されないための対策

可能な限り、しっかりと網戸がとりつけられているか、エアコンが備わっている、または、蚊をしっかりと駆除しているホテルやリゾートに滞在してください。蚊取り線香も有効です。

長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくするようにしてください。

流行地域では屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物にいる場合には、ディート(DEET)などの有効成分が含まれている虫よけ剤を、皮膚の露出部につけてください。使用する場合には、必ず添付文書に記載されている使用法を守ってください。日焼け止めを使う場合は、先に日焼け止めをつけてから、虫よけ剤を使用してください。

子ども、とくに乳児への虫よけ剤の使用については、小児科医にご相談ください。虫よけ剤が使用できない場合、ベビーカーにぴったりと合う蚊帳でベビーカーをおおってください。

心配な場合には早めの受診を

海外で発熱などの症状が出たら、できる限り早く医療機関を受診してください。

また、ご帰国の際に、発熱や心配な症状のある方は検疫所の担当者にご相談ください。帰国後に発症した場合や、症状が改善しない場合は、お近くの医療機関または検疫所にご相談ください。

医療機関を受診する時には、医師に、渡航先や渡航期間、渡航先での活動などについて、詳しく伝えてください。

● FORTH感染症情報: デング熱 

出典

Bureau of Epidemiology, Department of Disease Control, Ministry of Public Health, Thailand
http://www.boe.moph.go.th/index.php
 National disease surveillance (Report 506)
 D.H.F.+DSS+DF
 http://www.boe.moph.go.th/boedb/surdata/506wk/y57/en/d262766_0757_en.pdf
 Dengue fever
 http://www.boe.moph.go.th/boedb/surdata/506wk/y57/en/d66_0757_en.pdf
 D.H.F.
 http://www.boe.moph.go.th/boedb/surdata/506wk/y57/en/d26_0757_en.pdf
 D.H.F.shock syndrome
 http://www.boe.moph.go.th/boedb/surdata/506wk/y57/en/d27_0757_en.pdf