2014年04月03日更新 西アフリカでエボラ出血熱が発生しています (更新1)

 エボラ出血熱は、エボラウイルスによって起こる病気で、死に至ることが多い病気です。ウイルスに感染した人の血液や体液からうつるほか、ウイルスに汚染されたものやウイルスに感染した動物に触れることでうつります。発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、のどの痛みなどの症状が出た後、下痢や嘔吐、胃の痛みなどの症状が起こります。皮膚の発疹、目の充血、からだのさまざまな部位からの出血が起こることもあります。ワクチンや特別な治療方法はありません。

 4月1日、2日付けで世界保健機関(WHO)から公表された情報によると、西アフリカにおけるエボラ出血熱の発生状況は以下のとおりです。

ギニア
 4月1日の時点において、臨床的にエボラウイルス疾患(EVD)患者であるとされた患者の累計数は、PCR法で確認された35人を含め、127人であることがギニア保健省より発表されました。そのうち死亡者は83人で致死率は65%です。3月31日の最終更新日から新たな患者5人、新たな死亡者が3人報告されました。22人の患者が隔離されています。

リベリア
 リベリア保健社会福祉省の報告した疑い患者及び確定患者数8人は3月31日から変化はありませんが、死亡者数が1人増え5人になりました。確定患者はロファ郡の2人で1人は死亡しました。もう1人はロファ郡フォヤ地区からモンセラード郡モンロビアとマルギビ郡へ旅行していましたが、現在はフォヤで隔離されています。患者の家族や患者を運んだタクシー運転手を含む濃厚接触者は医学的健康監視下にあります。

シエラレオネ
 
シエラレオネ保健省の報告によると、高い警戒レベルが続いています。エボラウイルス疾患の可能性がある2名の死亡者(同一家族)は、ギニアで死亡しシエラレオネへ遺体が送還されました。現在サーベイランス強化において、新たな疑い患者の報告はなく、死亡者の接触者の状態は良好です。4月1日の時点で状況に変化はありません。

 WHOは、この事例に関して、ギニア、リベリア、シエラレオネへの渡航や貿易を制限することを推奨していません。

 ギニア、リベリア、シエラレオネへ渡航する方は、現地の情報に注意してください。手洗いなどの一般的な衛生対策を行ってください。また、感染した人の血液や体液、それらで汚染された可能性のあるもの、動物に触らないでください。

 現地で、発熱などの症状が出た場合には、すぐに医療機関を受診してください。また、帰国時に症状がある場合には検疫官にご相談ください。エボラ出血熱は感染してから発症するまでに3週間かかることもあります。帰国してから症状が出た場合には、医療機関または検疫所にご相談ください。

感染症情報:エボラ出血熱

出典

WHO Global Alert and Response
Ebola haemorrhagic fever,West Africa – update
http://www.who.int/csr/don/2014_04_01_ebola/en/
Ebola virus disease,West Africa-update2014-04-02
http://www.who.int/csr/don/don_updates/en/