2014年04月23日更新 西アフリカでエボラ出血熱が発生しています (更新8)

 4月22日付けで世界保健機関(WHO)から公表された情報によると、西アフリカにおけるエボラ出血熱の発生状況は以下のとおりです。

ギニア
 4月20日18:00の時点において、ギニアの保健省は、臨床的にエボラウイルス疾患(EVD)患者であるとされた患者の累計数は208人、そのうち死亡者は136人と報告しました。これまでに、169人に検査を実施したところ、確定診断されたのは死亡者69人を含む112人でした。41人(死亡者34人)はEVDの可能性の高い患者で、55人(死亡者33人)は疑いのある患者に分類されています。25人(うち18人は確定診断)のヘルスケアワーカー(HCW)が16人(うち12人は確定診断)の死亡患者と関連していました。

 症例数や接触者数は、サーベイランスや接触者追跡調査が強化され、検査室検査が継続されることで症例や、接触者、検査データが統合されるにつれて更新訂正される可能性があります。EVDの潜伏期間は3週間まであるため、ギニア保健当局は今後数週間、新たなケースを報告するとみられ、近隣諸国においては疑い患者の発生がさらに増える可能性があります。

リベリア
 リベリアにおいて最初に確定診断された3月13日から、4月21日までに、リベリア保健社会福祉省は累計で34人のEVD臨床患者が発生していることを報告しました。死亡者6人を含む確定診断6人、可能性の高い患者2人、疑い患者26人です。最近EVDが確認されたのは4月6日で、最近確定診断された患者が入院したのは4月10日でした。サーベイランス強化と接触者追跡調査による結果、確定診断された患者と可能性の高い患者がロファ(Lofa)郡とマージビ(Margibi)郡から報告され、疑い患者がボン(Bong)郡、グランドケープマウント(Grand Cape Mount)郡、モンセラード(Montserrado)郡、ニンバ(Nimba)郡から報告されました。

シエラレオネ
 2014年4月22日の時点において、臨床的にEVD患者であるとされた患者19人からの検体が、ケネマ政府病院で検査されました。19検体全てエボラウイルス検査で陰性でした。

 WHOは、この事例に関する現在の情報からは、ギニア、リベリアへの渡航や貿易を制限することを推奨していません。

 西アフリカへ渡航する方は、現地の情報に注意してください。手洗いなどの一般的な衛生対策を行ってください。また、感染した人の血液や体液、それらで汚染された可能性のあるもの、動物に触らないでください。

 現地で、発熱などの症状が出た場合には、すぐに医療機関を受診してください。また、帰国時に症状がある場合には検疫官にご相談ください。エボラ出血熱は感染してから発症するまでに3週間かかることもあります。帰国してから症状が出た場合には、医療機関または検疫所にご相談ください。

感染症情報:エボラ出血熱

出典

WHO Global Alert and Response(GAR)
Ebola virus disease, West Africa – update
http://www.who.int/csr/don/don_updates/en/