2014年04月28日更新 西アフリカでエボラ出血熱が発生しています (更新9)

 4月25日付けで世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務局(AFRO)から公表された情報によると、西アフリカにおけるエボラ出血熱の発生状況は以下のとおりです。

ギニア
 4月23日18:00の時点において、ギニアの保健省は、臨床的にエボラウイルス疾患(EVD)患者であるとされた患者の累計数は218人、そのうち死亡者は141人と報告しました。これまでに、191人に検査を実施したところ、確定診断されたのは死亡者72人を含む115人でした。42人(死亡者34人)はEVDの可能性の高い患者で、61人(死亡者35人)は疑いのある患者に分類されています。26人(うち18人は確定診断)のヘルスケアワーカー(HCW)が16人(うち12人は確定診断)の死亡患者と関連していました。

 全体的に、ギニアにおける疫学的状況はこの数週間で著しく改善しました。

 症例数や接触者数は、サーベイランスや接触者追跡調査が強化され、検査室検査が継続されることで症例や、接触者、検査データが統合されるにつれて更新訂正される可能性があります。

リベリア
 リベリアにおいて最初に確定診断された3月13日から、4月24日までに、リベリア保健社会福祉省は累計で35人のEVD臨床患者が発生していることを報告しました。確定診断6人、可能性の高い患者2人、疑い患者27人です。

シエラレオネ
 シエラレオネ保健衛生省は現在3人のウイルス性出血熱(VHF)の可能性のある患者についてEVDとラッサ熱について検査しています。EVD症例の噂について調査し、症例の発見に努めています。ケネマ政府病院のラッサ熱隔離病棟検査室でEVDとラッサ熱両方のVHFの疑い患者について解析しています。4月24日までに集まった98検体の検査を実施しました。10検体がラッサ熱陽性で、88検体は両方とも陰性でした。接触者15人が21日間の健康監視を終了し20人が医学的監視下にあります。

 WHOは、この事例に関する現在の情報からは、ギニア、リベリア、シエラレオネへの渡航や貿易を制限することを推奨していません。

 西アフリカへ渡航する方は、現地の情報に注意してください。手洗いなどの一般的な衛生対策を行ってください。また、感染した人の血液や体液、それらで汚染された可能性のあるもの、動物に触らないでください。

 現地で、発熱などの症状が出た場合には、すぐに医療機関を受診してください。また、帰国時に症状がある場合には検疫官にご相談ください。エボラ出血熱は感染してから発症するまでに3週間かかることもあります。帰国してから症状が出た場合には、医療機関または検疫所にご相談ください。

感染症情報:エボラ出血熱

出典

WHO アフリカ地域事務局(AFRO)
Ebola virus disease, West Africa (Situation as of 25 April 2014)
http://www.afro.who.int/en/clusters-a-programmes/dpc/epidemic-a-pandemic-alert-and-response/outbreak-news/4121-ebola-virus-disease-west-africa-25-april-2014.html