2014年05月23日更新 西アフリカでエボラ出血熱が発生しています (更新16)

 5月18日付けの世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務局(AFRO)の情報によると、西アフリカにおけるエボラ出血熱の発生状況は以下のとおりです。

ギニア
 5月18日18:00の時点において、ギニアの保健省は、臨床的にエボラウイルス疾患(EVD)患者であるとされた患者の累計数は253人(そのうち死亡者は176人)であると報告しました。5月12日の最終更新日以降、PCR法エボラウイルス検査による新たな確定患者は6人(うち死亡者5人)で、確定患者の総数は死亡者97人を含む144人です。疑い患者数(総数42人、うち死亡者22人)と可能性のある患者数(総数67人、うち死亡者57人)は変化ありません。

 症例数や接触者数は、サーベイランスや接触者追跡調査が強化され、検査室検査が継続されることで症例や、接触者、検査データが統合されるにつれて更新訂正される可能性があります。

リベリアとシエラレオネ
 リベリアとシエラレオネの状況は安定しています。リベリアで、最も直近で隔離された日付は4月9日です。したがって、EVDの流行は5月22日に終了を宣言される見通しです。データを統合すると、EVD患者の総数は死亡者9人を含む12人です。サーベイランス活動はギニア国境近くの地域で強化されました。

 WHOは、協調、資源動員、権利擁護、計画立案や流行への備え、対応の実施といった支援を継続しています。WHOは、その土地における人々の能力や業務遂行に必要とされるものを密接にモニタリングしています。WHOとGOARN(Global Outbreak Alert and Response Network)の多種の専門家の配置や、ゲケドゥの地域内感染を食い止めるための地域の専門家の能力開発は、継続しています。個人用保護具(PPE)を含む、医療物資の大規模な提供が行われてきました。WHOはまた、西アフリカのEVD流行を評価するための計画を支援しています。

 WHOは、この事例に関する現在の情報からは、ギニア、リベリアへの渡航や貿易を制限することを推奨していません。

 西アフリカへ渡航する方は、現地の情報に注意してください。手洗いなどの一般的な衛生対策を行ってください。また、感染した人の血液や体液、それらで汚染された可能性のあるもの、動物に触らないでください。

 現地で、発熱などの症状が出た場合には、すぐに医療機関を受診してください。また、帰国時に症状がある場合には検疫官にご相談ください。エボラ出血熱は感染してから発症するまでに3週間かかることもあります。帰国してから症状が出た場合には、医療機関または検疫所にご相談ください。

感染症情報:エボラ出血熱

出典

WHO/AFRO EPR Outbreak News
Ebola virus disease, West Africa (Situation as of 18 May 2014)
http://www.afro.who.int/en/clusters-a-programmes/dpc/epidemic-a-pandemic-alert-and-response/outbreak-news.html