2014年05月26日更新 西アフリカでエボラ出血熱が発生しています (更新17)

 5月23日付けの世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務局(AFRO)の情報によると、西アフリカにおけるエボラ出血熱の発生状況は以下のとおりです。ギニアでは、新たな地域から患者が発生しました。

ギニア
 ギニアでは、エボラウイルス疾患(EVD)による患者や死亡者の発生が続いています。2014年5月23日の時点において、新たに8人の患者と3人の死亡者が発生したとの報告がありました。新たな感染地域テリメレ(Télimélé)では患者3人(死亡者なし)、すでに感染地域である2地域、ゲケドゥ(Gueckedou)では患者2人(死亡者なし)、マセンタ(Macenta)では患者3人、死亡者3人が報告されました。

 流行が始まって以来、臨床的にエボラウイルス疾患(EVD)患者であるとされた患者の累計数は258人(そのうち死亡者は174人)です。

 症例数は、サーベイランスや接触者追跡調査が強化されることで、症例の再分類や、遡及(そきゅう)的調査、検査データが統合されるにつれて更新訂正される可能性があります。

リベリアとシエラレオネ
 リベリアとシエラレオネの状況は、新たな患者の報告もなく安定しています。社会動員やサーベイランス活動が継続されています。

 ギニアでの新たな感染患者と死亡者の発生に対応し、WHOは、活動性のある症例調査や、接触者フォローアップ、テリメレにおける隔離施設の設置、症例管理と感染予防管理といったEVD調査を支援するために感染地域に専門家を再配置しました。また、WHOによって教育された社会動員専門家チームは、いくつかの村での問題へのアプローチを強化し公衆衛生における注意喚起のために、再配置されました。

 WHOは、この事例に関する現在の情報からは、ギニア、リベリアへの渡航や貿易を制限することを推奨していません。

 西アフリカへ渡航する方は、現地の情報に注意してください。手洗いなどの一般的な衛生対策を行ってください。また、感染した人の血液や体液、それらで汚染された可能性のあるもの、動物に触らないでください。

 現地で、発熱などの症状が出た場合には、すぐに医療機関を受診してください。また、帰国時に症状がある場合には検疫官にご相談ください。エボラ出血熱は感染してから発症するまでに3週間かかることもあります。帰国してから症状が出た場合には、医療機関または検疫所にご相談ください。

感染症情報:エボラ出血熱

出典

WHO/AFRO EPR Outbreak News
Ebola virus disease, West Africa (Situation as of 23 May 2014)
http://www.afro.who.int/en/clusters-a-programmes/dpc/epidemic-a-pandemic
-alert-and-response/outbreak-news.html