2014年05月27日更新 西アフリカでエボラ出血熱が発生しています (更新18)

 5月26日付けの世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務局(AFRO)の情報によると、西アフリカにおけるエボラ出血熱の発生状況は以下のとおりです。

シエラレオネ
 2014年5月25日、WHOはシエラレオネでエボラウイルス疾患が発生したと報告を受けました。現地からの予備的な情報によりますと、検査による確定患者1人とコミュニティー内での死亡者4人がコインドゥ(Koindu)地域で報告されました。この地域はエボラウイルス疾患のホットスポットであるギニアのゲケドゥと国境を接しています。症例の検査分析はシエラレオネ、ケネマのVHF研究室で行われました。

 追加の疫学情報を待つ間、以下の対策がWHOの支援のもと政府当局により開始されました:現状と、迅速に介入すべき予防対策について話し合う国内緊急エボラ特別委員会会議;疫学的調査と開始された予備的対応策を指揮するチームを現地への配置と現存する国家エボラウイルス疾患への準備と対策計画に基づく資金提供の展開。

 WHOは第3レベルの調整会議を開催し、現在の状況、利用可能なデータと情報に基づく評価の実施、流行を制御するための対策を総括しました。その中には特に以下が含まれています:

1. 調整、疫学、社会的動員、症例管理と感染予防と制御、データ管理と物流管理の分野の国際的専
  門家6人の緊急配置

2. 初期調査や対応活動を支援するためのWHOによる触媒基金(catalytic funds)の提供

3. アフリカ公衆衛生緊急基金(the African Public Health Emergency Fund; WHOアフリカ地域の全保
  健大臣により設立された資金調達メカニズム)へのアクセスの提案展開

4. 基本的な必需品や試薬の配備

 WHOは、この事例に関する現在の情報からは、シエラレオネへの渡航や貿易を制限することを推奨していません。

 西アフリカへ渡航する方は、現地の情報に注意してください。手洗いなどの一般的な衛生対策を行ってください。また、感染した人の血液や体液、それらで汚染された可能性のあるもの、動物に触らないでください。

 現地で、発熱などの症状が出た場合には、すぐに医療機関を受診してください。また、帰国時に症状がある場合には検疫官にご相談ください。エボラ出血熱は感染してから発症するまでに3週間かかることもあります。帰国してから症状が出た場合には、医療機関または検疫所にご相談ください。

感染症情報:エボラ出血熱

出典

WHO/AFRO EPR Outbreak News
Ebola virus disease, West Africa (update of 26 May 2014)
http://www.afro.who.int/en/clusters-a-programmes/dpc/epidemic-a-pandemic-alert-and-
response/outbreak-news/4143-ebola-virus-disease-west-africa-26-may-2014.html