2014年10月24日更新 フランスでチクングニア熱症例が報告されました

 10月23日付けで公表された世界保健機関(WHO)の報告によりますと、2014年10月21日、フランスの国立国際保健規約(IHR)担当者はWHOに、フランスのモンペリエ(Montpellier)でチクングニア熱に地域で感染した4症例について通知しました。この症例は、アルボウイルスに関するフランスの国立レファレンス検査室によって2014年10月20日に行なわれた検査によって確定診断されました。チクングニア熱の地域感染症例がフランスで検出されたのは2010年以来これが初めてです。

 チクングニア熱感染を起こした4症例は同じ家族内で発生し、9月20日から10月12日にかけて症状が始まりました。これらの症例は、モンペリエに居住しており、カメルーンから輸入されたチクングニア熱症例の近くに住んでいます。これらの症例は、症状の発症に先立つこと15日以内に、住居のある地区外に旅行した既往はありません。

 フランスの公衆衛生当局は次の公衆衛生的対応を実行しました:

地域伝播を防ぐための媒介昆虫の制御
集団発生を検知するための情報、この疾患の徴候と症状に関する情報、医療をどのタイミングにどこで受けるか、感染をどう防ぐかについての情報の提供
医療関係者に対する臨床管理に関わる助言
血液や臓器の提供による感染リスクの評価

 チクングニア熱は、致命的になることはまれな、感染した蚊によってヒトに伝播されるウイルス疾患です。チクングニア熱の症状には、関節(足関節、手関節)の著しい痛みを伴う、高熱や頭痛などがあります。関節痛は数週間にわたって持続することがあります。患者が感染した蚊による刺咬を受けた後、4〜7日の間に症状が出現します。チクングニア熱という名前は、この病気に罹患した人のとる体位を表した、「曲がっているもの」との意味のMakonde語の単語に由来しています。

感染症情報:チクングニア熱

出典

Global Alert and Response (GAR)
Chikungunya – France, Disease outbreak news, 23 October 2014
http://www.who.int/csr/don/23-october-2014-chikungunya/en/