病気になったら

耳が痛い-航空性中耳炎

耳が痛い-航空性中耳炎列車でトンネルを通過した時や車で高い山に登った時など、耳が詰まった感じがしたり、耳が痛くなった経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
特に飛行機では、上昇、降下の際に機内の気圧が変化するため、耳が痛くなることが非常に多く見られます。これを航空性中耳炎と呼んでいます。特に飛行機が下降する際に多くみられます。

症状

軽い場合には、耳が詰まるような感じや軽い痛みだけで、数分から数時間で治ってしまいます。しかし、風邪やアレルギー性鼻炎などがある方は、針で刺されるような激しい耳の痛みやゴーと言う低い耳鳴りが現れ、適当な治療や処置を行わなければ、症状が数時間から数日間続くこともあります。更に重症になると鼓膜の内側に血液が混ざった液がたまり、痛みも激しくなります。

対処

軽症の場合には、(1) 水を飲む 、(2) アメをなめる、(3) ガムを噛む、(4) あくびをする、などで改善します。これで改善しない場合には、スキューバダイビングで用いられる、いわゆる「耳抜き」をします。

耳抜きの方法

最初に鼻をかみ(この時、偶然治ることもあります)、次に鼻をつまんで空気を吸い込み、口を閉じて吸い込んだ息を耳へ送り込みます。これを耳が抜ける感じがするまで数回繰返します。(あまり強くやると鼓膜に傷をつけ、逆効果となりますので注意して下さい。)効果のない場合、血管収縮剤を含んだ点鼻薬(日本の航空会社では、機内に常備されていることがあります。)を噴霧し、10分ほどしてから繰り返します。

地上に着いても治らない場合は、すぐに耳鼻科を受診しましょう。

予防

完全に予防できる方法はありませんが、アメをなめたり、ガムをかむなどしておけば、航空性中耳炎になりにくいと言われています。風邪やアレルギー性鼻炎の人は、飛行機の搭乗前や着陸前(ベルトサイン点灯前)に点鼻薬を使用しておくと、軽くて済むこともあります。眠っていると唾を飲み込むことが極端に少なくなるので、気圧の変化が大きい降下時には起きていることも重要です。