2010年のニュース

狂犬病-アメリカ

CDC United States Rabies Surveillance Data, 2008  2010年2月23日

今週の更新情報

2008年、49州とプエルトリコで、動物の狂犬病が6,841例、人の狂犬病が2例報告されました。

原因となった動物の93%は野生動物で、7%が飼育されていた動物でした。主な動物としては、アライグマが2,389例(34.9%)、コウモリが 1,806例(26.4%)、スカンクが1,589例(23.2%)、キツネが454例(6.6%)、ネコが294例(4.3%)、イヌが75例(1.1%)、ウシが59例(0.9%)を占めていました。

人の感染例の2例のうち、1例はカリフォルニア州で報告されました。メキシコからの移民で、おそらく、メキシコオヒキコウモリに関連した、新たに確認された変異株の狂犬病ウイルスが原因でした。別の1例は、ミズーリ州からの報告でした。ヒガシアブラコウモリとシルバーコウモリに関連した変異株の狂犬病ウイルスが原因でした。

この地図では、アライグマ(raccoons)、スカンク(skunks)、キツネ(foxes)、コヨーテ(coyotes)の分布を示しています。

ニューヨーク市 アッパー・マンハッタンのアライグマに狂犬病ワクチンの接種

 

アメリカ ニューヨーク市 保健精神衛生局 プレスリリース2010年2月16日

保健部はニューヨーク市民に、野生動物を避け、ペットに狂犬病ワクチンを接種するように注意しています。

保健部は、アライグマを狂犬病から守り、周辺地域を狂犬病から守るため、セントラル・パークの内外のアライグマに対して、狂犬病ワクチン接種を開始すると発表しました。昨年12月以降、保健当局は、セントラル・パークとアッパー・マンハッタンで、狂犬病のアライグマを30匹以上記録しました。集団発生を封じ込めるために、保健部、公園部、セントラル・パーク管理委員会、アメリカ農務省が連携してワクチン接種に努力します。野生生物の専門家は、セントラル・パーク、モーニングサイド・パーク、リバーサイド・パークの周辺で、人道的にアライグマを罠で捕らえ始めます。捕らえた動物に、ワクチンを接種し、接種が済んだことを識別するためにタグを付けて、同じ場所に放ちます。罠で捕獲し、ワクチンを接種し、放つという努力は、4週間から8週間続く予定で、当局は、この春に生まれるアライグマにワクチンを接種するため、次の夏にも繰り返す予定です。罠は、ペットや、公園を訪れる人々が混乱しないように、離れた場所に置かれ、それぞれの罠には、緊急時の市の連絡先が表示されます。ニューヨーク市では、狂犬病は、他の動物に比べて、アライグマで多くみられます。ワクチン接種に努力することは、アライグマの間での感染を予防する他、狂犬病のアライグマが、ペットや人を咬んだり、引っかいたりする機会を減らします。市内では、そのようなことは稀ですが、保健局では12月以降、3例の暴露を記録しました。犬が咬まれた事例が1例、人が咬まれた事例が1例、病気のアライグマを看病しようとした人が関係している事例が1例ありました。犬も人も、暴露後のワクチン接種を受け、発症した犬も人もいませんでした。マンハッタンでは、今年、これまでに39匹のアライグマが狂犬病の検査で陽性になりました。保健部の狂犬病サーベイランス報告はオンラインで利用でき、定期的に更新されています。

ニューヨーク市で発見された狂犬病の動物数 2003年から2010年(2010年は2月16日まで)

行政区 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
ブロンクス 6 13 26 6 14 13 14 0
ブルックリン 0 0 1 0 0 1 0 1
マンハッタン 0 0 0 1 0 0 12 39
クイーンズ 0 0 1 2 1 1 1 0
スタテンアイランド 0 1 0 35 29 4 1 0
狂犬病から身を守るために:
  1. * 野生動物や、野良犬、野良猫に触らないでください。餌をやらないでください。
  2. * ゴミは、しっかりと密封容器に入れてください。
  3. * 攻撃的な振る舞いの動物から離れてください。
  4. * 病気にかかっているようにみえる動物や、著しく人懐っこい動物からも離れてください。
  5. * ニューヨーク市でそのような動物を発見したら、311に電話をするか、管轄している警察を呼んでください。
  6. * 攻撃した動物や、攻撃しそうな動物を発見した場合には、911に報告してください。
もし動物に咬まれたり、引っかかれたりした場合は:
  1. * すぐに、多量の石けんと流水で傷をよく洗ってください。
  2. * すぐに医療機関を受診してください。
  3. * その動物がペットではなく、捕獲できるようであれば311に電話をしてください。
  4. * その動物がペットであれば保健部が監視するので、所有者の名前、住所、電話番号を伝えてください。
  5. * 咬まれたことを、報告して下さい。
    平日9時から5時:Animal Bite Unit (212-676-2483)
    平日夜間、週末:212-POISONS (764-7667)
詳しくは、こちらをご覧ください