コンゴ共和国で急性出血熱の疑い例

WHO(GAR) 2010年6月30日

2010年6月29日:WHOは3人の死亡例を含む急性出血熱の疑い症例5名が、コンゴ共和国北部、サンガ地域(Region of Sangha)、モコケ地区(Mokoke district)の、居住者約100人の山村Mokouangondaで発生したという予備報告を受けました。(Brazzaville発)

3名の死亡者は、Mokouangonda村の森林地域で狩猟する男性の猟師に発生しました。1から2週間という長い期間、オザラ(Odzala)国立公園で狩猟した後、共通して鼻出血、血便、咳嗽と発熱といった症状がみられ、その後死亡しました。

現在、保健省とWHOの混成チームがその地域に赴き、状況評価と診断用の臨床サンプル収集を行っています。検体はガボンのFranceville国際中央医学研究センター(the Centre International de Recherches Médicales de Franceville: CIRMF)、およびコンゴ民主共和国のキンシャサ国立生物医学研究所(Institut National de Recherche Biomédicale à Kinshasa: DRC)で分析される予定です。

アウトブレイク封じ込めのための地域協力委員会が、WHOおよび他の国際協力組織であるコンゴ野生動物保存協会(WCS)やフランスの国立自然史博物館などの協力のもとに、保健総局(Direction Générale de la Santé)によって、サンガ地域Ouessoに設置されました。
この疾患のアウトブレイクに対し、疫学的調査、社会動員(social mobilization)、感染制御などがこの地域で実施され始めています。

詳しくは、こちらをご覧ください

コンゴ共和国サンガ地域地図(PDF)[PDF形式:335KB]