コンゴ共和国の急性出血熱疑い例 続報

WHO(GAR) 2010年7月02日

コンゴ共和国、サンガ地域(Region of Sangha)の急性出血熱疑い患者の一人から採取した血液検体の検査結果は、エボラ出血熱、マールブルグ熱、クリミア・コンゴ出血熱、アレナウイルス等の出血熱について陰性でした。その他の検査室診断が現在行われています。この検査はガボンのFranceville国際中央医学研究センター(the Centre International de Recherches Médicales de Franceville)で行われました。3例の急性出血熱疑い死亡例からのサンプルは採取できませんでした。

この疑い例で検査結果が陰性であったとしても、急性出血熱のアウトブレイクが起きたこと、また現在も進行中であることを否定できるわけではありません。保健省とWHOおよびその他の協力機関は、引き続き人および野生動物部門でのサーベイランスの強化、および、積極的な症例発見、感染制御、社会動員などの制御手段を実行しています。

疑い症例と直接接触があった40名以上の人に対して、最後に暴露を受けた時点(6月19日)から21日間、引き続きモニタリングが行われています。