アメリカ 冷凍げっ歯目飼料によるサルモネラ感染

FDA 2010年8月06日

2010年7月26日(FDA):ジョージア州クリーブランドにあるMice Direct社は、爬虫類の冷凍飼料(ハツカネズミ、ネズミ、ヒヨコ)を回収中です。サルモネラは動物に感染することがあり、汚染されたペット用の餌を手で触れると、人にもリスクがおよびます。特に汚染された製品や製品が触れた場所に手を触れ、十分に手を洗わない場合には感染する可能性があります。爬虫類用の冷凍飼料は、ハワイ州を除いた全ての州で、ペット店、通信販売、直接の配達で配布されました。
サルモネラ感染を起こした人は、吐き気、嘔吐、下痢、血性便、腹痛、発熱といった症状を起こします。まれに、サルモネラ菌は経動脈感染、心内膜炎、関節炎、筋肉痛、尿路症状などのより重症の病態を起こすことがあります。製品を触った後にこのような症状があった場合には、すぐに医療従事者に連絡をとってください。
爬虫類用の冷凍飼料はプラスチック袋で出荷され、商品コードはM-SP100, M-P100, M-PF100, M-F100, M-H100, M-W50, M-A50, M-JA25, R-P100, R-F50, R-PUP50, R-W50, R-S50, R-M20, R-L10,R-J5, R-C5, R-M3続いて E9, F9, G9, H9, I9, J9, K9, L9, A10, B10, C10, D10, E10, F10, G10です。また、1箱は冷凍ひよこ25羽入りでした。

爬虫類用冷凍飼料との関連が疑われるヒト感染は、17州で報告されています。リコールされている製品を動物にやってはいけません。電子レンジで温めた後でも、食べさせてはいけません。加温してもサルモネラ殺菌に不十分な場合もあります。このリコールはFDAが行った、冷凍げっ歯類からのサンプリング結果に基づいておこなわれました。会社は調査を続けています。
この製品に関連したサルモネラの問題に対応するため、7月24日以降に出荷した製品は、人が食べる生の食品と同じ方法を使って放射線照射されることになっています。
Mice Direct社製爬虫類用の餌を買った人は、888-747-0736(アメリカ)に電話いただくか、sales@micedirect.com にメールをしていただき、このリコールについて情報をえてください。