ペルーにおけるペスト発生
7月30日の時点で、ペルー保健省は、La Libertad県Ascope郡で17例のペスト患者の発生を確認しました。このうち4例が肺ペストで、12例が腺ペスト、1例が敗血症ペストでした(いずれの症例も致死性ではありませんでした)。最後に報告のあった肺ペスト症例は、2010年7月11日に発症しました。調査を行ったところ、ヒト、げっ歯類、家猫で10種のY.pestisが分離されました。
リスクが高い地域の世帯での媒介昆虫対策、疾患サーベイランスおよび症例管理の強化、患者の接触の追跡調査、感染のみられた集団での注意喚起などが現在実行されています。 WHOはこのアウトブレイクの調査、感染地域その周囲への対応について、La Libertad県を援助するため、ペルー保健省と協力しています。