鳥インフルエンザ流行状況ーエジプト

WHO(GAR) 2011年02月28日

エジプト保健省は、3人の鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染の確定例を公表しました。

第1の症例はDakahlia県の26歳の女性です。この患者は1月18日に症状がみられ始め、1月23日に入院しました。その後回復し2月7日に退院しました。
第2例はMenofia件の45歳の男性です。1月20日に症状が出現し、1月26日に入院しました。この男性は2月5日に死亡しました。
第3例はDamiata県の4歳の男児です。2月14日に症状が出現し、2月16日に入院しました。状態は安定しています。
感染源の調査により、これらの症例は鳥インフルエンザにかかっていたことが疑われる家禽への暴露を受けていたことがわかりました。

症例は、WHOのグローバル・インフルエンザ・サーベイランス・ネットワーク (GISN)の国立インフルエンザセンターである、エジプト中央公衆衛生試験所で確定されました。

エジプトで確認された125例の患者の内、41例が致死的でした。

WHOに報告された鳥インフルエンザ確定例(2011年2月28日現在)

症例数(死亡数)

年度アゼルバイジャンバングラデシュカンボジア中国ジプチエジプトインドネシアイラク
20030001(1)0000
200400000000
2005004(4)8(5)0020(13)0
20068(5)02(2)13(8)1(0)18(10)55(45)3(2)
2007001(1)5(3)025(9)42(37)0
200801(0)1(0)4(4)08(4)24(20)0
2009001(0)7(4)039(4)21(19)0
2010001(1)2(1)029(13)9(7)0
2011003(3)006(1)00
累積数8(5)1(0)13(11)40(26)1(0)125(41)171(141)3(2)
年度ラオスミャンマーナイジェリアパキスタンタイトルコベトナム総計
20030000003(3)4(4)
2004000017(12)029(20)46(32)
200500005(2)061(19)98(43)
200600003(3)12(4)0115(79)
20072(2)1(0)1(1)3(1)008(5)88(59)
20080000006(5)44(33)
20090000005(5)73(32)
20100000007(2)48(24)
201100000009(4)
累積数2(2)1(0)1(1)3(1)25(17)12(4)119(59)525(310)