鳥インフルエンザ流行状況ーインドネシア

WHO(GAR) 2011年03月02日

インドネシア保健省は、新たに1人の鳥インフルエンザA(H5N1)の人感染確定症例を公表しました。

西ジャワ州(West Java Province)カラワン県(Karawan district)の26歳の女性が、1月30日に症状をきたし、2月3日に入院しました。オセルタミビルによる治療を受けましたが、2月8日に死亡しました。
初期調査によって、この患者は昔風の市場で家禽の肉を買っており、購入後に市場でニワトリを屠殺して肉にしてもらい、家に持ち帰ったことが判明しました。

実験室検査でH5N1鳥インフルエンザ感染であることが確認されました。

インドネシアではこれまで172例のヒトの鳥インフルエンザ感染が確認されており、142例が死亡しました。

WHOに報告された鳥インフルエンザ確定例(2011年3月3日現在)

症例数(死亡数)

年度アゼルバイジャンバングラデシュカンボジア中国ジプチエジプトインドネシアイラク
20030001(1)0000
200400000000
2005004(4)8(5)0020(13)0
20068(5)02(2)13(8)1(0)18(10)55(45)3(2)
2007001(1)5(3)025(9)42(37)0
200801(0)1(0)4(4)08(4)24(20)0
2009001(0)7(4)039(4)21(19)0
2010001(1)2(1)029(13)9(7)0
2011003(3)006(1)1(1)0
累積数8(5)1(0)13(11)40(26)1(0)125(41)172(142)3(2)
年度ラオスミャンマーナイジェリアパキスタンタイトルコベトナム総計
20030000003(3)4(4)
2004000017(12)029(20)46(32)
200500005(2)061(19)98(43)
200600003(3)12(4)0115(79)
20072(2)1(0)1(1)3(1)008(5)88(59)
20080000006(5)44(33)
20090000005(5)73(32)
20100000007(2)48(24)
2011000000010(5)
累積数2(2)1(0)1(1)3(1)25(17)12(4)119(59)526(311)