鳥インフルエンザ流行状況-エジプト

WHO(GAR) 2011年03月07日

エジプト保健省は、2人の鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染の確定例を公表しました。
第1の症例はSharkia県の32歳の女性です。この患者は2月10日に症状がみられ始め、2月14日に入院しました。患者は治療を受けていますが危篤状態です。

第2例の症例はKafr Elsheikhの2歳の男児です。2月18日に症状が出現し、2月20日に入院しました。状態は安定しています。

感染源の調査により、これらの症例は鳥インフルエンザにかかっていたことが疑われる家禽への暴露を受けていたことがわかりました。

症例は、WHOのグローバル・インフルエンザ・サーベイランス・ネットワーク (GISN)の国立インフルエンザセンターである、エジプト中央公衆衛生試験所で確定されました。

エジプトで確認された127例の患者の内、41例が致死的でした。

WHOに報告された鳥インフルエンザ確定例(2011年3月7日現在)

症例数(死亡数)

年度アゼルバイジャンバングラデシュカンボジア中国ジプチエジプトインドネシアイラク
20030001(1)0000
200400000000
2005004(4)8(5)0020(13)0
20068(5)02(2)13(8)1(0)18(10)55(45)3(2)
2007001(1)5(3)025(9)42(37)0
200801(0)1(0)4(4)08(4)24(20)0
2009001(0)7(4)039(4)21(19)0
2010001(1)2(1)029(13)9(7)0
2011003(3)008(1)1(1)0
累積数8(5)1(0)13(11)40(26)1(0)127(41)172(142)3(2)
年度ラオスミャンマーナイジェリアパキスタンタイトルコベトナム総計
20030000003(3)4(4)
2004000017(12)029(20)46(32)
200500005(2)061(19)98(43)
200600003(3)12(4)0115(79)
20072(2)1(0)1(1)3(1)008(5)88(59)
20080000006(5)44(33)
20090000005(5)73(32)
20100000007(2)48(24)
2011000000012(5)
累積数2(2)1(0)1(1)3(1)25(17)12(4)119(59)528(311)