鳥インフルエンザ流行状況-エジプト

WHO(GAR) 2011年03月10日

エジプト保健省は、2人の鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染の確定例を公表しました。第1の症例はBehira県の17歳の女性です。この患者は2月27日に症状がみられ始め、3月1日に入院しました。状態は安定しています。

第2例の症例はDakahliaの17歳の女性です。2月24日に症状が出現し、2月26日に入院しました。この女性は2月28日に死亡しました。

感染源の調査により、これらの症例は病気や死んだ家禽への暴露を受けていたことがわかりました。2例ともオセルタミビルによる治療を受けていました。

症例は、WHOのグローバル・インフルエンザ・サーベイランス・ネットワーク (GISN)の国立インフルエンザセンターである、エジプト中央公衆衛生試験所で確定されました。

3月7日に報告されたSharkia県の32歳の女性は、3月3日に死亡しました。

エジプトで確認された129例の患者の内、43例が致死的でした。