鳥インフルエンザ流行状況-エジプト

WHO(GAR) 2011年03月15日

エジプト保健省は、1名の新たな鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染の確定例を公表しました。

この症例はIsmailia県の38歳の女性です。この患者は3月1日に症状がみられ始め、3月7日に入院しました。危篤状態になり人工呼吸器が装着されましたが、3月11日に死亡しました。

感染源の調査により、この症例は鳥インフルエンザにかかっていたことが疑われる病気の家禽への暴露を受けていたことがわかりました。

症例は、WHOのグローバル・インフルエンザ・サーベイランス・ネットワーク (GISN)の国立インフルエンザセンターである、エジプト中央公衆衛生試験所で確定されました。

エジプトで確認された130例の患者の内、44例が致死的でした。