鳥インフルエンザ流行状況-インドネシア

WHO(GAR) 2011年04月01日

インドネシア保健省は、新たに1人の鳥インフルエンザA(H5N1)の人感染確定症例を公表しました。

症例は、ジョグジャカルタ特別州(Yogyakarta Province)、Gunung Kidu地区の28歳の女性です。3月1日に症状をきたし、3月6日に医療ケア施設に入院し、3月11日に病院に紹介されました。女性は3月14日に死亡しました。

この女性の家族はニワトリとアヒルを飼っており、この女性は、毎日地域の(村や町の)昔ながらの市場に出かけていました。近所には放し飼いにされた家禽がたくさんおり、前月には死んだニワトリがみられていたと報告されています。

実験室検査でH5N1鳥インフルエンザ感染であることが確認されました。

インドネシアではこれまで176例のヒトの鳥インフルエンザ感染が確認されており、145例が死亡しました。