イギリスでの麻しん流行状況

HPA 2011年5月27日

2011年に入り、4月末までに334例の麻しん検査確定例が、イングランドおよびウェールズからHPAに報告されています。(これに対して、2010年の暫定的な総数は374例でした。)

症例は、主として小児および25歳未満の成人であり、ほとんどの症例が予防接種を受けていませんでした。麻しん症例は、大学、学校、家族単位で、また外国への旅行に関連して、小規模なクラスター発生という形で生じていました。ここ数か月ヨーロッパの他の国でも、麻しん症例の増加がみられています。

イングランドおよびウェールズ地域別麻しん検査診断確定例数(2011年1月~4月)

London: 104
South East: 102
Yorkshire and Humber: 46
South West: 28
North West: 22
West Midlands: 21
East Midlands: 6
East of England: 5
North East: 0
Wales: 0

総数: 334