鳥インフルエンザ流行状況-エジプト

WHO(GAR) 2011年6月22日

エジプト保健省は、鳥インフルエンザA型ウイルス(H5N1)が人へ感染した新たな症例をWHOに届出しました。

この症例は、ケナ県デシュナ地区在住の27歳の男性です。この男性は、2011年6月5日に発症しました。6月13日に入院し、オセルタミビルによる治療を実施しましたが、2011年6月14日に死亡しました。感染源を調査した結果、この男性は、鳥インフルエンザウイルスに感染した疑いのある鳥と接触していたことがわかりました。

図.エジプトの地図

この症例は、WHO 世界インフルエンザ調査監視網(WHO Global Influenza Surveillance Network)に属する国家インフルエンザセンター(National Influenza Center)の一つであるエジプト中央公衆衛生研究所(Egyptian Central Public Health Laboratory)によって確認されました。

これまでにエジプトでは150症例が確認され、52人が死亡しています。

WHOに報告された鳥インフルエンザ確定例(2011年6月22日現在)

図.鳥インフルエンザ確定例