南アフリカ共和国における黄熱ワクチンとその入手可能性について

南アフリカ保健省 2011年7月21日

南アフリカ保健省は、南アフリカ共和国への一般の方から、特に旅行者や旅行代理店から黄熱予防接種に関する多数の問い合わせをここ数週間受けております。

ザンビアは現在南アフリカ共和国が黄熱予防接種証明書(イエローカード)を要求する国のリストには掲載しておらず、ザンビアからの入国者、ザンビアへの出国者については、有効な黄熱予防接種証明書は必要とされていないことに、一般の方は注意していただくように勧告します。

この取扱いについて変更があった場合、別途連絡する予定です。

黄熱ワクチンの供給元が当局に説明したところによると、黄熱ワクチンの需要が供給を上回り、国内において欠乏しているのが現状です。この状態は来月(8月)には通常に戻ることが期待されるとのことです。

南アフリカ在住の黄熱高リスク地域に渡航するか、または経由して旅行する予定の方は、可能であれば旅行計画自体を延期する事をお勧めします。もし不可能ならば、トラベルクリニックで黄熱病やその予防策についてアドバイスを受けるべきです。

最も一般的な虫除け対策は、長袖の服を着たり、虫除け剤を体の露出している部分に塗ったり、蚊帳の中で寝ることです。

旅行される方は黄熱病の症状である突然の発熱、頭痛、背中や腰の痛み、吐き気、嘔吐、黄疸などに注意してください。

重症化した場合、鼻出血、吐血、血便などを起こします。

臨床症状から他のウイルス感染症と混同される可能性があるため、黄熱ウイルスの存在を確認することが重要です。

黄熱病ガイドラインに関するより詳細な情報については、南アフリカ保健省のwebサイトをご確認ください (Latest Additions内のYellow Fever guidelinesをご覧下さい)