コンゴ民主共和国でラッサ熱の患者が確認されました。

フランス公衆衛生院(週報) 2011年8月17日

流行状況

2011年8月8日、パリのパスツール研究所は、コンゴ民主共和国(DRC)北東の東部州(Orientale)でラッサ熱の入院患者の症例を確認しました。

フランス公衆衛生院によるコメント

ラッサ熱ウイルスは西アフリカに広く分布しています。
毎年アフリカの西側で100 000~300 000人の間で感染が広がっており、約6000人の死亡原因です。
・ナイジェリア、ギニア、シエラレオネ、リベリアでは風土病として考慮されています。農村部の森林地域は、特にリスクがあります。
・このケースはDRCやこの地域のアフリカで初めての症例です。土着のもののようですが、調査中です。
・DRCでのラッサ熱症例の発生は、国際的なアラートではありませんが、この地方に居住する海外駐在員や頻繁な住民移動を考慮すると、この状況に注意し続ける必要があります。

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