鳥インフルエンザ カンボジアの状況(アップデート6)

WHO(GAR)2011年8月19日

2011年8月19日、カンボジア王国保健省(MoH)は、鳥インフルエンザ(H5N1)ウイルスのヒト感染確定症例1例を発表しました。

この症例は、コンポンチャム(Kampong Cham)州、Cheung Prey郡、Mepringコミューン、Taing Thleung村に住む6歳の女児です。

女児は8月7日に発症し、当初村の民間開業医の治療を受けましたが効果が無く、8月12日にプノンペンのKantha Bopha小児病院に入院しました。女児は入院の2日後、8月14日に死亡しました。

女児の村では死んだ家禽が報告されており、今回の症例も病気の家禽との接触[暴露]があった事が報告されています。この女児はカンボジアでのH5N1ウイルスに感染した18例目の症例で16例目の死亡症例となりました。カンボジアでは今年H5N1ウイルスに感染した8例すべてが死亡しています。

国と地方自治体の緊急対応チーム(RRT)はアウトブレイクの調査と国の治療プロトコルに沿った対応を行っています。当該地域に対し健康教育による啓発が継続して行われています。患者との接触者に対しA(H5N1)インフルエンザの検査が行われましたが、すべて陰性でした。

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