デング熱流行状況 -アジア WPRO(更新12)
2011年12月20日 WPRO(原文[英語]へのリンク)
アジア
状況-12月19日までのアップデート
下記のリストにある国におけるデング熱の活動性は、相対的に低いまたは減少している状態です。2011年のカンボジアとシンガポールのデング熱の症例数は、2010年に比べて多い一方、その活動性は、カンボジアでは減少し、シンガポールでは低い状態です。
この表は報告症例数です。デング熱の報告は国により異なり、各国のサーベイランスシステムが変更されても、上記の数値に反映されていません。2010年と2011年の報告症例数はそれぞれ同期間です。
オーストラリア
2011年1月1日から12月20日までに、678症例(死亡なし)が報告され、4月以降の症例報告は50例以下で、低い推移です。
カンボジア
12月6日までに、15,736症例(うち72名死亡)が報告され、活動性の低下が続いています。
ラオス
12月14日までに、3,775症例(うち7名死亡)が報告され、2008年から2010年の同時期と比べ、低い活動性です。
マレーシア
12月3日までに、18,245症例(うち33名死亡)が報告され、2010年の同時期と比べ、低い活動性が続いています。
フィリピン
11月26日までに、110,257症例(591名死亡)が報告され、6月から8月にかけて、活動性の増加が見られました。
シンガポール
12月10日までに、5,138症例が報告され、8月13日の週以降、毎週の症例報告数は、流行閾値を下回っています。
ベトナム
1月1日から10月31日までに、56,541症例(うち50名死亡)が報告されています。大多数はベトナム南部で、50,236症例(うち49名死亡)が発生しています。
出典
World Health Organization Regional Office for the Western Pacific
「Dengue in the western Pacific Region」
http://www.wpro.who.int/health_topics/dengue/