世界における麻しんの発生状況
ヨーロッパ・アフリカ地域
フランスでは、2011年1月から7月までに、14,000名以上の症例が報告されています。
ヨーロッパ全体では、アウトブレイクの発生したフランス、スペイン、ルーマニアなどを含めて40カ国で、26,000名以上の症例が発生しており、8名の死者が出ています。1)
コンゴ民主共和国では、2011年始めから11月9日までに、麻しんと疑われる症例が123,537名発生しており、1,519名が麻しんにより死亡しています。1)
南スーダンでは、2011年始めから10月末までに、麻しんと疑われる症例が1,511名(うち115名が確定診断済み)発生しており、39名がその関連で死亡しています。7月の南スーダン独立により、(北)スーダン側から戻ってきた人々が集まっている国境近くの州で発生率が高くなっています。1)
アジア・大洋州地域
ニュージーランドでは、2011年1月から、400名を超える症例が報告されています。死者は発生していません。北島・南島ともに発生は見られますが、特に北島のオークランドで多くの症例が見られます。1)
モンゴル、パプアニューギニア、フィジーを除く太平洋島嶼国では、症例報告は見られません。3)
アメリカ地域
出典
- 1)CDCIn the News「Measles Update」
http://wwwnc.cdc.gov/travel/notices/in-the-news/measles.htm - 2)ECDC European monthly measles monitering(EMMO)Issue6:November 2011
http://ecdc.europa.eu/en/healthtopics/measles/Pages/index.aspx - 3)WPRO MEASLE-RUBELLA Bulletin Volume5・Issue8・December 2011
http://www.wpro.who.int/sites/epi/documents/MeaslesBulletin.htm - 4)PAHO Measles/Rubella Weekly Bulletin Vol. 17,No.52
http://new.paho.org/hq/index.php?option=com_content&task=view&id=730&Itemid=1711&lang=en