家きんにおける高病原性鳥インフルエンザの発生終息(最終報告)-イラン

2012年01月18日 OIE(原文[英語]へのリンク

2012年1月18日、OIE(国際獣疫事務局)は、イランの獣医機構から、昨年9月13日より発生していた高病原性鳥インフルエンザのフォローアップの最終報告を受けました。
アウトブレイクは全て、マーザンダーラン州で発生していました。

  • サヴァドクーフ郡では、2011年9月13日、放し飼いのアヒル397羽のうち35羽が死んで、362羽が処分されました。
  • ジョーイバー郡では、2011年9月13日、放し飼いのアヒル2,285羽のうち310羽が死んで、1,975羽が処分されました。
  • バーボンサル郡では、2011年10月17日、アヒルやガチョウ、庭で飼っていたニワトリ計5,500羽のうち、1,022羽が死亡して、4,478羽が処分されました。


国内の家きんの移動制限や感染した敷地及び建物の消毒などの感染制御対策は既にとられており、サーベイランスゾーンのエリアで、ウイルス陽性の検出は現時点でありません。またアウトブレイク後のサーベイランスとして、403の村で回収した6,511の拭い取り検体と17,143の血清サンプルを検査したところ、全て陰性でした。

以上のような、発生地域の消毒を含めた根絶施策から3ヶ月が経過したことから、OIE Article10.4.4of the Terrestrial Codeに基づき、イランは、高病原性鳥インフルエンザフリー状態であることを宣言しました。

出典

OIE(国際獣疫事務局)
UPDATE ON HYGHLY PATHOGENIC AVIAN INFLUENZA IN ANIMALS
http://www.oie.int/en/animal-health-in-the-world/update-on-avian-influenza/2012/