デング熱流行状況-アジア WPRO(2012)
2012年1月25日 WPRO(原文[英語]へのリンク[PDF形式:673KB])
アジア
状況-2012年1月14日までのアップデート
下記の国々のデング活動性は、相対的に低く安定している状態です。カンボジアのデング症例数は2010年に比べ2011年は多く報告されましたが、活動性は低いままです。
この表は報告症例数です。デング熱の報告は国により異なり、各国のサーベイランスシステムが変更されても、上記の数値に反映されていません。2011年と2012年の報告症例数はそれぞれ同期間です。
オーストラリア
2011年1月1日から12月31日までに、764症例(死亡なし)が報告されています。症例報告数は低く推移していましたが、2011年9月以降わずかに増えてきています。
カンボジア
2011年12月27日までに、15,980症例(うち73名死亡)が報告され、活動性の低い状態が続いています。
ラオス
2012年1月7日までに、35症例(死亡なし)が報告され、活動性の低い状態が続いています。
マレーシア
2012年1月14日までに、921症例(うち2名死亡)が報告され、2011年の同時期と比べると活動性の低い状態が続いています。
フィリピン
2011年12月31日までに、118,868症例(639名死亡)が報告され、2011年8月以降に活動性は低下しています。
シンガポール
2012年1月14日までに、138症例が報告され、2011年8月13日の週以降、毎週の症例報告数は流行閾値を下回りました。
ベトナム
2011年1月1日から11月30日までに、63,618症例(うち59名死亡)が報告されています。大多数はベトナム南部で発生しており、55,565症例(うち57名死亡)です。
出典
World Health Organization Regional Office for the Western Pacific
「Dengue in the western Pacific Region」
http://www.wpro.who.int/NR/rdonlyres/F9D5FC5F-3589-4BE9-B84A-83E4263A43C6/0/25_Jan2012DengueBiWeekly.pdf[PDF形式:673KB]