家きん・野鳥における高病原性鳥インフルエンザの発生－ベトナム、香港、インド
2012年2月4日～2月10日 OIE
OIE（国際獣疫事務局）は、下記の各国から家きん及び野鳥で高病原性鳥インフルエンザが発生したとの報告を受けています。
・ベトナムハナム省（HA NAM）の農村で2,000羽（2月7日）、ハイズオン省（HAI DUONG）で1,000羽（1月28日）、クアンチ省（QUANG TRI）で100羽（1月29日）、400羽（2月3日）、タインホア省（THANH HOA）で435羽（2月4日）、ソクチャン省（SOC TRANG）で90羽（2月4日）が死んでいました。
・香港Tuen Mun（屯門）でコサギ1羽（2月6日）、コサギ1羽（2月7日）、シキチョウAn Oriental Magpie Robin(Copsychus saularis)1羽（1月30日）、Yuen Long（元朗）でアオサギ１羽（2月8日）が死んでいました。これらの鳥は香港で一般的にみられる野鳥や渡り鳥です。
・インドビハール州（BIHAR）でカラス6羽（1月10日）、オリッサ州（ORISSA）でカラス5羽（1月3日）、ジャールカンド州（JHARKHAND）でカラス1,143羽（2011年10月30日）、マハーラーシュトラ州（MAHARASHTRA）でカラス5羽（1月3日）が死んでいました。
また、オリッサ州の政府の養鶏場で5,015羽が死んでいました。（2月1日）
検査の結果、H5N1ウイルスが検出されました。
各国では家きんの移動制限や感染した敷地や建物の消毒などの感染制御対策が既にとられています。
現地にご滞在の際は鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気や死んだ鳥に近寄らないようにしましょう。
出典
OIE（国際獣疫事務局）High pathogenic avian influenza
ベトナム：
2月10日http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=11610
2月8日http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=11594
2月6日http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=11588
香港：
2月10日http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=11602
インド：
2月6日http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=11590
2月4日http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=11587
