アジアにおける手足口病について(更新3)
2012年4月4日 WPRO
2012年3月25日までのデータです。最新データは、国により様々です。
中国、香港、日本、マカオ、韓国での手足口病(HFMD)の活動性は低い状態が続いていますが、シンガポール、ベトナムでは、症例数が増加しています。
中国
全体的にレベルは低いままです。2012年2月に40,505例が報告され、2011年11月以降、症例数は減少し続けています。
香港(中国)
全体的にレベルは低いままです。2012年3月24日までに病院当局に報告された手足口病の入院患者は30人です。2012年3月24日終了週の定点報告では、一般外来診療所で1,000受診者当たり0.1例、一般開業医で1,000受診者数当たり1.1例です。
マカオ(中国)
全体的にレベルは低いままです。2012年3月20日までに122例が報告されています。
日本
手足口病のサーベイランスは、定点報告で実施されています。全体的にレベルは低いままです。2012年3月25日までに、定点医療機関から4,939例が報告され、報告症例数の傾向は安定しています。2012年3月19日から25日までの1週間に248例(定点当たり0.08例)が報告されています。
韓国
手足口病のサーベイランスは、定点報告で実施されています。全体的にレベルは低いままです。2012年3月4日から10日の週の外来患者1,000人あたり0.4例です。
シンガポール
症例報告数は高い状態が続いています。2012年3月24日までに8,747例、2012年3月18日から24日までに1,021例が報告され、流行閾値(780例/週)を超えています。
ベトナム
全体的にレベルは高く、報告症例数は増加しています。2012年3月15日までに15,218例(うち11人死亡)が61省から報告されています。
出典
WPRO:Hand, Foot and Mouth Disease(HFMD)
Situation Updates(4 April 2012)
http://www.wpro.who.int/entity/emerging_diseases/HFMD/en/index.html