アジアにおける手足口病について(更新4)

2012年4月18日 WPRO

2012年4月8日までのデータです。最新データは、国により様々です。

日本、韓国での手足口病(HFMD)の活動性は低い状態が続いていますが、中国、香港、マカオでは症例数が増加しています。シンガポール、ベトナムでは活動性の高い状態が続いています。

アジアにおける手足口病について.2012年4月18日

中国

全体的にレベルは増加しています。2012年3月に99,052例が報告され、3月に増加し始めました。

香港(中国)

全体的にレベルは増加しています。2012年4月7日までに病院当局に報告された手足口病の入院患者は40人です。2012年4月7日終了週の定点報告では、一般外来診療所で1,000受診者当たり0.2例、一般開業医で1,000受診者当たり2.5例です。

マカオ(中国)

全体的にレベルは増加しています。2012年3月31日までに161例が報告されています。

日本

手足口病のサーベイランスは、定点報告で実施されています。全体的にレベルは低いままです。2012年4月1日までに、定点医療機関から5,194例が報告され、症例報告数の傾向は安定しています。2012年3月26日から4月1日までの1週間に255例(定点当たり0.08例)が報告されています。

韓国

手足口病のサーベイランスは、定点報告で実施されています。全体的にレベルは低いままです。2012年3月25日から31日の週の外来患者1,000人あたり0.1例です。

シンガポール

症例報告数は高い状態が続いています。2012年4月7日までに10,724例、2012年4月1日から7日までに955例が報告され、流行閾値(780例/週)を超えています。

ベトナム

全体的にレベルは高く、症例報告数は高い状態が続いています。2012年4月5日までに28,151例(うち18人死亡)が62省から報告されています。

出典