アジアにおける手足口病について (更新8)

2013年12月11日 WPRO (原文〔英語〕へのリンク

各国における手足口病の活動性は減少しています。香港(中国)、マカオ(中国)、日本では昨年の同時期よりも累積患者数が増加しました。最近の傾向は、季節性の変動の後、中国、香港(中国)、マカオ(中国)、日本、シンガポールとベトナムで患者数の減少がみられています。

2013年12月11日更新

図.アジアにおける手足口病について

中国

月別の傾向は、今年9月(患者数183,187人、うち死亡数14人)から10月(患者数134,032人、そのうち死亡数8人)に減少しました。10月末までに、患者数1,651,959人(うち死亡数265人)が報告されました。

香港特別行政区(中国)

手足口病のサーベイランスは、定点報告で実施されています。過去3週間の推移をみると、週別の傾向では、入院患者数、一般開業医の受診者数と一般外来診療所の受診者数は減少しました。11月24日から30日までの週に、病院当局に報告された手足口病の入院患者は2人(昨年同時期は3人)、一般外来診療所で1,000受診者当たり0.1人、一般開業医で1,000受診者当たり0.6人でした。

マカオ特別行政区(中国)

過去3週間の推移をみると、週別の傾向は減少しました。11月26日から12月2日までに14人の患者が報告され、昨年同時期は80人でした。12月2日の週の終わりまでの累積報告数は2,145人でした。

日本

手足口病のサーベイランスは、定点報告で実施されています。過去3週間の推移をみると、週別の傾向は減少しました。11月18日から24日までに、定点医療機関から1,993人(定点当たり0.64人)が報告され、昨年の同時期は1,455人でした。11月24日の週の終わりまでの累積報告数は294,535人でした。

シンガポール

過去3週間の推移をみると、週別の傾向は減少しました。11月24日から30日までに607人(昨年の同時期は219人)の患者が報告されました。11月30日の週の終わりまでの累積報告数は29,672人でした。

ベトナム

今年11月11日から17日までの週別報告数は1,577人(前週は1,612人)でした。11月17日までに63の省及び中央管轄都市から71,627人の患者が報告され、このうち19人が死亡したと報告されました。

出典

WPRO :Hand, Foot and Mouth Disease(HFMD )
Situation Updates( 11December2013 )

http://www.wpro.who.int/emerging_diseases/HFMD/en/index.html