デング熱流行状況-アジア WPRO

2014年1月28日 WPRO(原文[英語]へのリンク

デング熱の活動性は国によって異なっています。マレーシアとシンガポールでは、2014年は2013年の同時期に比べ、2倍以上の累積患者数が報告されました。最近の傾向では、オーストラリア、カンボジア、ラオス、フィリピン、ベトナムで減少し続けており、ニューカレドニアでは低い水準のままです。

アジア

ラオス

2013年8月にピークを迎え大規模な流行がみられました。しかし、2014年初めの活動性は、2013年の同時期に比べて低い水準です。

マレーシア

デング熱の活動性が増加しています。2014年初めの活動性は、2013年の同時期に比べて2倍以上高いと報告されています。

シンガポール

デング熱の活動性が増加しています。2014年初めの活動性は、2013年の同時期に比べて2倍以上高いと報告されています。

太平洋州

ニューカレドニア

2012年後半にデング熱の患者数が急激に増えた後、2013年5月に減少し、2013年8月以降は低い水準が続いていましたが、今年に入り患者数が増加しています。

フランス領ポリネシア

2013年半ば以来、デング熱の患者が増加し、これまで高い水準が続いています。2013年は1000人以上の患者が報告されています。

キリバス、フィジー

2013年12月以降、活動性が高くなっています。

2014年1月28日更新

図.デング熱報告症例数

出典

WPRO:Dengue Situation Updates,28 January 2014
http://www.wpro.who.int/emerging_diseases/DengueSituationUpdates/en/index.html