黄熱ワクチンの追加接種

2014年6月5日 WHO (原文[英語]へのリンク

現在IHR(国際保健規則)は、適切な黄熱ワクチン接種により感染が10年間防御されるので、ワクチン接種証明書や再接種証明書が10年間有効であると規定しています。渡航者への接種証明書の要求は各国の判断によるもので、現在すべての国がそれを要求しているわけではありません(2014年版ITH国別リストを参照リンク[PDF形式:437KB])。

2014年5月に開催されたWHO世界保健総会で国際保健規則IHR(2005)の別添7の修正が採択されました。これは黄熱ワクチンにより付与される防御期間と証明書の有効期限が、10年から被接種者の生涯にわたり有効と変更される予定です。

この変更は2016年6月に発効する予定です。それまでは黄熱ワクチンと接種証明書に関する現在のIHR本文が適用され、いくつかの国は引き続き渡航者へ10年以内の追加接種を要求するかもしれません。

2015年ITHオンライン版から、WHOは各国の黄熱ワクチン接種の要求について報告する予定です。

出典

WHO International travel and health
World-Yellow fever vaccination booster,5 June 2014
http://www.who.int/ith/updates/20140605/en/