西アフリカにおけるエボラ出血熱の発生状況について (更新21)

9月4日付けの世界保健機関(WHO)の情報による西アフリカにおけるエボラ出血熱の発生状況です。

流行状況とサーベイランス

WHOは、流行に対して国内および国際的対応の定期的な監視だけでなく、エボラ対応ロードマップに対する詳細な疫学的情報や分析などの定期的な状況報告を提供しています。

今回の流行で更新された数字から必要性を認識し、以下の情報が、この状況報告の2番目の更新情報に先立ち発表されています。

2014年8月31日の時点で、3,685例(可能性の高い症例、確定症例、疑い症例)の症例と1,841例の死亡例が、現在のエボラウイルス疾患(EVD)の流行でギニア、リベリア、シエラレオネの保健省から報告されました。

ナイジェリアでは、21例の症例と7例の死亡例がありました。

セネガルでは、1症例が確認されており、エボラの死亡例や他の疑い症例はありません。

疾患流行ニュースで報告されたデータは、保健省が報告した公式情報に基づいています。これらの数字は、現在行われている最中の再分類や後向き調査、検査結果の状況によって変更される場合があります。

広範囲に及ぶ深刻な伝播 (2014年8月31日現在)

図 ギニア、リべニア、シエラレオネ

初期の症例と局所的な伝播 (2014年8月31日現在)

図 ナイジェリア、セネガル

注:西アフリカの流行とは関連のないエボラウイルス疾患の個別の流行が、コンゴ民主共和国(DRC)で8月26日に検査で確認されています(リンク)。

出典

WHO Global Alert and Response(GAR)
Ebola virus disease update- West Africa, 4September2014
http://www.who.int/csr/don/2014_09_04_ebola/en/