2014年のニュース

世界におけるインフルエンザの流行状況について (更新25)

2014年12月23日 WHO (原文[英語]へのリンク

要約

 地球全体でみると、北半球でインフルエンザA(H3N2)ウイルスによるインフルエンザの活動が活発となりつつあります。これまでのところ、最近のA(H3N2)ウイルスの抗原の特徴は、北半球2014-2015のインフルエンザ・ワクチンで使用されているA(H3N2)ウイルスの抗原とは異なることが示されています。

北米では、インフルエンザの活動レベルは、流行期の閾値を超えています。ほとんどがA(H3N2)の流行です。
ヨーロッパ全体では、主にA(H3N2)ウイルスによるインフルエンザの活動が、まだ低い状態にありますが、増加してきています。
東アジアでは、主にA(H3N2)ウイルスによるインフルエンザの活動が高まっています。
北部アフリカでは、インフルエンザBによるインフルエンザの活動が高まっています。例外的に、エジプトでは活動が低い状態です。
東部及び西部アフリカでは、インフルエンザの活動が低いか、弱まっています。タンザニアだけは例外的にインフルエンザA(H3N2)検出の増加が報告されています。
アメリカ熱帯地域では、インフルエンザの活動は低い状態です。例外的に、コスタリカとキューバではインフルエンザ検出の増加が報告されています。
アジア熱帯地域では、インフルエンザの活動は低い状態です。
南半球では、インフルエンザの活動はオフ・シーズンのレベルにあります。
49週から50週(2014年11月30日から2014年12月13日)のFluNetの報告(協定世界時間2014年12月23日 10:15)によりますと、79の国と地域にある国立インフルエンザセンター(NICs) とその他の国立インフルエンザ研究施設から、データが報告されています。WHO世界インフルエンザサーベイランス及び対応システム(GISRS)の検査施設では、70,341本を越える検体を検査しました。インフルエンザ・ウイルスが陽性となったのは12,567検体で、このうち11,826検体(94.1%)がインフルエンザA型、741検体(5.9%)がインフルエンザB型でした。亜型が解析されたインフルエンザA型ウイルスのうち、109検体(1.8%)がインフルエンザA(H1N1) pdm09、6,025検体(97.6%)がインフルエンザA(H3N2)でした。解析されたインフルエンザB型ウイルスのうち、134検体(99.3%)がB-山形系統で、1検体(0.7%)がB-ビクトリア系統でした。

出典

WHO, Influenza update. 23 December 2014 - Update number 227,
http://www.who.int/influenza/surveillance_monitoring/updates/latest_update_GIP_surveillance/en/
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