アジアにおける手足口病の流行状況

2016年1月13日 WPRO(原文[英語]へのリンク[PDF形式:518KB]

世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務所(WPRO)から出された手足口病が発生している国およびその国における患者数の定期報告です。

註:原文には、過去数年間と比較した週別のグラフが掲載されています。さらなる情報は原文を参照してください。

中国

2015年12月31日までで、2015年に死亡者124人を含む2,014,999人の手足口病患者が報告されました。12月1日から31日までには、前月(n=130,829)より少ない116,239人の患者が報告されました。2015年に報告された月別の手足口病患者数は、2012年、2013年、2014年に示された季節変動パターンに沿っています。

日本

2016年1月5日の時点で、2015年に報告された手足口病患者は381,581人でした。この年の半ばにピークを迎えた週別患者報告数は、以降、季節変動パターンに沿って減少してきました。2015年52週には、347人の患者が報告されました。これは、前週51週(n=396)より減少しています。

香港

2015年12月26日までで、2015年に定点観測施設から884人の手足口病入院患者が報告されています。これは2014年の同時期に報告された患者数(n=359)と比較して約146%多くなっています。12月20日から26日まででは、定点観測からの入院患者は15人でした。過去3年間(2012年-2014年)の同時期のそれぞれの患者報告数よりも増えていました。この数週間での手足口病入院患者数は、例年の傾向を辿らず、過去3年に(2012年-2014年)それぞれにみられた患者数よりも多くなっています。

マカオ

2015年12月31日までで、2015年に3,299人の手足口病患者が報告されました。2015年11月に増加した患者数は、2014年に観測されたような実体を伴うものではありませんでした。52週には、40人の患者が報告されています。これは、2012年と2014年の同時期に報告された患者数とほぼ同数でした。しかし、2013年よりは多くなっていました。

シンガポール

2015年には手足口病患者28,216人が報告されました(52週の最終日である2016年1月2日まで)。これは2014年の同時期に報告された患者数(n=21,797)よりも29%増えていました。2015年12月27日から2016年1月2日まででは、370人の手足口病患者が報告されました。これは、前週(n=432)よりも少なくなっていました。

ベトナム

2015年12月27日までで、2015年に63省のうち62省から死亡者5人を含む手足口病患者59,280人が報告されました。2014年の同時期(n=80,685)と比べると累積患者数は26.4%少なくなっています。2015年12月21日から12月27日まででは、795人が報告されました。死亡者は報告されていません。今週報告されたおよそ患者の87.8%が南部からでした。前週(n=1,168)に比べて週別患者数が31.9%減少しました。9月中は週毎に患者の増加が報告されていましたが、10月に増減なく、最近は全体的に減少してきました。

図.アジアにおける手足口病の流行状況

出典

WPRO/WHO.Hand, Foot and Mouth Disease(HFMD)Situation Update Number479 13 January 2015.
http://www.wpro.who.int/emerging_diseases/hfmd_biweekly_20160113.pdf?ua=1[PDF形式:518KB]